猫背が「自律神経」を乱す理由|佐賀整体

最近「疲れが抜けない」「眠りが浅い」「肩が重い」と感じていませんか?
それ、実は“猫背”が関係しているかもしれません。
猫背になると、背骨のラインが崩れ、首や肩の筋肉が常に緊張した状態になります。
この筋肉のこわばりは、血流を悪くし、酸素が脳や内臓まで行き届きにくくなる原因になるんです。
結果として、頭がぼんやりしたり、やる気が出ないといった「脳疲労状態」にもつながります。
そしてこの姿勢の乱れは、自律神経のバランスを崩す最も身近な要因でもあるのです。
姿勢が「自律神経」を乱すメカニズム
自律神経は、背骨の周囲を通る神経の束によって全身に指令を送っています。
猫背で背骨が歪むと、この神経の通り道が圧迫され、交感神経が優位になりやすくなります。
交感神経は「戦う・動く」神経。
つまり、猫背の状態では、体が常に“緊張モード”に入ってしまうのです。
呼吸も浅くなり、胸が詰まるような息苦しさを感じる方も多い。
すると、リラックスをつかさどる副交感神経の働きが低下し、
「寝ても疲れが取れない」「夜中に目が覚める」「朝から体が重い」といった状態が続きます。
心の不安定さやイライラも猫背が関係?
心理学の研究でも、「姿勢が感情に影響を与える」ことが証明されています。
背中を丸めた状態では、呼吸量が減り、脳に酸素が届きにくくなります。
この状態が続くと、思考が鈍くなり、気分が落ち込みやすくなる。
つまり、猫背は“心の姿勢”にもつながっているということ。
「気分が晴れない」「イライラしやすい」と感じる方は、
実は精神的な問題ではなく、体の使い方の影響を受けていることが多いのです。
猫背改善のために今すぐできること
猫背を直すために、背筋を無理に伸ばそうとする方が多いですが、
それよりも大切なのは「呼吸を深くすること」です。
胸を張ろうとするよりも、お腹の奥(横隔膜)を使って深く呼吸するだけで、自然と背筋が伸びます。
浅い呼吸は自律神経を緊張させます。
まずは1分間、「息を吐いてからゆっくり鼻から吸って、ゆっくり口から吐く」呼吸を意識しましょう。
また、スマホを見る時間が長い人は、自然と首が前に出てしまいがち。1日数回、椅子に座ったまま「肩甲骨を寄せて3秒キープ」を繰り返すことや、1時間に1度は、背伸びや軽い肩回しをして、筋肉をゆるめてあげてください。これにより、胸の筋肉がゆるみ、呼吸がしやすくなります。
これだけでも血流が改善し、脳への酸素供給が増えて、頭がスッキリしてきます。
ただし、硬くなった筋肉を無理に伸ばそうとすると逆効果になることもあります。
根本的に改善するには、体全体のバランスを整えることが大切です。
まとめ
猫背は単なる姿勢の問題ではなく、
「自律神経」「呼吸」「睡眠」「心」のすべてに影響を与えるサインです。
姿勢を変えることは、自分の生き方を整えることでもあります。
心と体を無理なく整えたい方は、
ぜひ一度、“眠りを変える整体”を体験してみてください。






