肩こり1年以上・寝ても疲れが取れない|佐賀市整体

1年以上肩こりの図解

このブログの要約

1年以上続く肩こりや寝ても取れない疲労は、首・胸郭・呼吸の3要素が固まり、睡眠中に脱力できず身体が回復できない構造になっている可能性があります。前方頭位による首の緊張や呼吸の浅さを整え、身体本来の回復力を取り戻すことが重要です。

1年以上肩こりが治らない人に多い、3つの生活パターン

整体、マッサージを受ける。リンパ、ジム、ストレッチ——ひと通りやってみた。 その場では楽になる。でも翌日には戻っている。 1年、気づけば2年近く、そうした繰り返しを続けた結果、「もう慢性だから仕方ない」と、どこかで諦め始めている方もいるんですよね。

そしてこの肩こりに、もう一つの不調が重なっていることが多いんです。

① 午後から頭が動かなくなる :午前中はまだ動ける。でも昼を過ぎたあたりから、頭の中に霞がかかるような感覚が始まります。画面を見ているのに文章が入ってこない。会議の後半で、言葉を選ぶのが億劫になってくる。夕方には「脳が止まった」としか言いようのない状態で、それでも仕事を続けているんですよね。

② 朝から首の付け根が重い: 目が覚めた瞬間からすでに首の付け根が重い。十分な睡眠時間を確保しているはずなのに、起きた時点で疲労感がある。「昨日より頭がスッキリしている」という朝が、いつからか来なくなっていませんか。

③ 気づくと息を止めている: 集中すると肩がすくむ。息を止めたまま作業している。指摘されて初めて気づく、という方が多いんですよね。本人にとってはそれが「普通」になっているので、見落としやすいパターンなんです。

問題は、「肩がこっている」ことではないんです。肩がこっているにもかかわらず、身体が回復できない構造になっている

——そこが本質だと思います。

慢性肩こりの人に共通する、首・胸郭・呼吸の3つの固まり

実際に多くの方を見ていて気になるのは、「肩の筋肉が硬い」という訴えの裏に、首・胸郭(肋骨まわりの骨格)・呼吸という三つの要素が固まっているケースがほとんどだという点なんです。

首の後ろがずっと踏ん張っている図解


【首】緊張のスイッチが切れない「前方頭位」
デスクワークやスマホ操作では、頭が身体より前に出た姿勢になりやすいんですよね。これを「前方頭位」と言うんですが、頭の重さ(約4〜6kg)を首の後ろ側だけで支え続ける状態になります。このとき、後頭下筋(頭蓋骨の直下にある小さな筋肉群)や僧帽筋(首から肩・背中にかけて広がる大きな筋肉)が、休む間もなく収縮し続けているんです。

問題は、この緊張が「仕事を終えた後」も続きやすいという点で。家に帰っても、横になっても、首の後ろのスイッチが切れないまま夜になっていることが多いんですよね。

前方頭位と頭痛の関係は複数の研究で論じられており、首の深層にある筋肉の機能低下や肩まわり筋の持続収縮との関連が示されています。断定はできないんですが、首の状態と頭の重さ・睡眠回復が無関係ではない可能性は十分にあると見ています。

胸郭が動かず呼吸が浅くなっている図解

【胸郭】首の力で呼吸を補う悪循環
首が固まると、胸郭(肋骨と胸骨で構成された、肺を囲む籠状の骨格)の動きにも影響が及ぶ傾向があるんです。本来、深く息を吸うと肋骨の下のほうが左右にふわっと広がるんですが、首が前に出た姿勢が続くと、この動きが制限されやすくなります。

すると、肺を動かすために本来は不要な首まわりの補助呼吸筋——胸鎖乳突筋(首の前側を斜めに走る筋肉)や斜角筋(首の側面にある筋肉)——が代わりに働くことになるんです。呼吸のたびに首肩が使われ続ける、という状態になっていることが多いんですよね。 気を張る時間が長い人ほど、呼吸は浅く、首は固い。その状態が一日中続いているケースが多いんです。

筋肉が『休んでいるつもり』で、休めていない

【呼吸】休んでいるつもりで、休めていない身体
慢性的な首肩の痛みを抱える方を対象にした研究では、力を抜いてリラックスしているはずの時間帯でも、僧帽筋(首から肩にかけての大きな筋肉)への血流や酸素の供給量が、健康な人と比べて低い傾向があることが報告されているんです。つまり「休んでいるつもりなのに、筋肉が休めていない」という状態が、身体の反応として確認されているということなんですよね。

眠っていても、首肩が脱力できていないなら、その睡眠時間は回復時間にはならないんです。ここが、「寝ても疲れが取れない」の本質だと私は考えています。

自分でできるセルフチェック|首・呼吸・睡眠の回復度を確認する

このチェックは診断ではないんですが、「自分の身体が今どこで詰まっているか」を観察する手がかりにはなります。各列に2項目以上あてはまるようであれば、首・胸郭・呼吸の構造的な固定が関連している可能性があります。

首・後頭部

  • 起床時に首の付け根が重い
  • 後頭部が締め付けられる感覚
  • 振り向くと首が詰まる感じ

胸郭・肩

  • 肩が上がったまま戻らない感覚
  • 肩甲骨まわりが貼りついた感じ
  • 胸を張ろうとするとつかえる感じ
  • マッサージしても翌日には戻っている

呼吸

  • 集中すると息を止めている
  • 深く吸おうとすると胸が広がらない
  • 肩で呼吸していると指摘されたことがある

睡眠・回復

  • 寝ても翌朝疲れが残っている
  • 夕方になると頭が動かなくなる
  • 横になっても首肩が抜けない感覚

よく見るのは、「自分では力を抜いているつもり」なのに、触れると首や肩甲骨(背中の上部にある三角形の骨)まわりが常に緊張している状態なんです。本人にとってはそれが「普通」になっているので、気づきにくいんですよね。「集中すると息を止めている」「肩をすくめたまま仕事している」という方も、慢性化した首肩の問題に深く関与している傾向があります。

身体構造が整うと何が変わるのか

「その場しのぎ」との違いは、身体が自分で回復できる状態に戻るかどうかなんです。

首の後ろと胸郭の動きが改善されると、呼吸が肋骨の広がりで行われるようになってきます。首まわりの筋肉が呼吸を補助する必要がなくなり、長時間の作業後でも首肩への負担が軽くなっていく傾向があるんですよね。

朝の起床時の重さが変わっていく方が多いんです。睡眠時間が増えたからではなく、眠っている間に首肩が脱力できる状態になったからだと見ています。回復の質が変わると、同じ睡眠時間でも翌朝のコンディションが変わってくるんですよね。

重要なのは、「良い姿勢を頑張る」ことでも、「深呼吸を意識する」ことでもないんです。固まった構造を整えることで、身体が自然にそこへ戻れるようにする。頑張りが必要な状態は、まだ構造が整っていないサインだと見ているんですよね。

19年・4万人の施術でわかった。肩こりが治らない本当の理由

9年、延べ4万人以上の施術を通じて見えてきたことがあります。 1年以上の慢性的な肩こりを抱えている方の多くは、リンパ、整体、ジム、ストレッチとひと通りやり尽くして、何も変わらないまま、その場しのぎの対処を繰り返さざるを得なくなっているケースが非常に多いんです。

でも実際に身体を見ると、問題の中心は肩の筋肉にあるのではないんです。首、胸まわり、呼吸の動きが固まっており、それが慢性化した結果として姿勢や自律神経(内臓や血管の働きを自動で調整する神経)の乱れが出ているケースがほとんどなんです。

「自律神経の問題です」という説明は間違いではないんですが、それで終わると、解決策が「ストレスを減らしてください」「よく眠ってください」になってしまうんですよね。私が現場でよく見るのは、そうした一般的なアドバイスを忠実に実践したにもかかわらず、何も変わらなかったという方たちなんです。

変わらなかった背景には、多くの場合、身体の構造が回復を妨げたままになっていた可能性が考えられます。気合いや意識の問題ではないんです。首が動けない、胸郭が広がらない、呼吸が浅い——そこに手を入れない限り、回復の土台は整わないんです。

テルケルでは、一人ひとりの「回復できる身体」を構造から整えていくことを目標にして施術をさせて頂いています。

同じ悩みをお持ちの方、一度ご相談ください。

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