梅雨になると体が重いのはなぜ?季節の変わり目に崩れやすい身体の構造|佐賀市整体

このブログの要約
梅雨時の体の重さやだるさは、気圧変化による内耳の刺激が首を緊張させ、猫背などの姿勢不良が重なることで胸郭(肋骨まわり)が硬くなり呼吸が浅くなる、身体の「構造的な問題」が原因です。自律神経の乱れだけでなく、骨格や筋肉の硬さが影響しています。
梅雨になると毎年だるい。30〜50代に多い、季節の変わり目の不調パターン
梅雨の時期になると「毎年体がだるい」「頭が重い」と感じる方は少なくありません。この季節の変わり目に起こる不調は、主に以下の3つのパターンに分類されます。
- 朝から回復していない: 起きた瞬間から頭が重く、寝たはずなのに疲労感が残っている。
- 日中に思考が止まる: 頭にモヤがかかったようになり、夕方には気力が湧かなくなる。
- 温度差と呼吸の乱れ: 外の蒸し暑さと室内の冷房の寒暖差に対応しようとして、無意識に呼吸が乱れる。
これらは「気候のせい」と諦められがちですが、実際にはその気候変化を受け止める「身体の構造」に原因があることが多いのです。
季節の変わり目に身体が崩れる、構造的な理由
現場で多くの方を見ていて気になるのは、気候の変動が「引き金」になっているだけで、実際に不調を引き起こしているのは身体構造の問題だという点なんです。
気圧が下がると、なぜ首が凝るのか

気圧の変化は、耳の奥にある気圧センサー(内耳)を刺激します。この刺激が神経回路(前庭脊髄路)を介して、首の後ろ側にある筋肉(後頭下筋群や斜角筋)を緊張させることがあります。
特に、普段から頭が前に出た「前方頭位」の姿勢の人は、この気圧変化による首まわりの緊張が出やすい傾向があります。首の後ろが物理的に固まることで、頭部への血流や周辺の神経系にストレスがかかり、頭の重さに繋がります。
胸郭が固まると、深呼吸できない

寒暖差や気圧変化への防衛反応として首が緊張すると、連動して肋骨まわりの筋肉(肋間筋や前鋸筋)も硬くなりやすくなります。
これにより、肺を囲む骨格である「胸郭」の広がりが制限され、1回の呼吸で取り込める空気の量が減ってしまいます。
梅雨の高湿度にデスクワークの猫背が重なると、「息を吸っても入らない」「朝から酸素が足りない」といった状態に陥ります。
この状態では、意識して深呼吸をしようとしても首の筋肉に余計な負荷がかかるため、まずは胸郭の構造を整える必要があります。
姿勢の固定が、さらに自律神経を追い詰める

交感神経の緊張が続くと、肩が上がる、背中が丸まる、顎が出る、息を止める、といった変化が身体に現れます。
研究でも、中立から崩れた体幹姿勢では、自律神経のバランス(心拍変動:HRV)に影響を与え、交感神経が活性化しやすくなることが示唆されています。猫背や巻き肩の姿勢が胸郭を潰し、自律神経の回復を妨げる悪循環が起きているのです。
冷房・暑熱・湿度が循環を疲弊させる

高温多湿の外気と、冷房で冷え切った室内との温度差に対応するため、末梢血管は収縮と拡張を繰り返します。
暑熱環境下では、休息モードを担う副交感神経の活動が低下することが報告されており、これが「手足は冷えるのに顔だけ火照る」「夕方にぐったりする」といった循環・体温調節機能の疲弊を招きます。
自分でできるセルフチェック|季節の変わり目に崩れやすい身体かどうかを確認する
各列に2項目以上あてはまる場合、首・胸郭・呼吸の構造的な固定が、季節の変動に対する身体の適応力を下げている可能性があるんです。
首・後頭部
- 雨の前日から頭が重くなる
- 首の付け根が慢性的に張っている
- 後頭部が重く目の奥が痛い
胸郭・肩
- 肩が上がったまま戻らない感覚
- 胸を張ろうとするとつかえる感じ
- 背中が丸まったまま一日が終わる
呼吸・姿勢
- 集中すると息を止めている
- 深く吸おうとすると胸が広がらない
- 曇り・雨の日は特に肩が上がる
睡眠・回復
- 寝ても翌朝疲れが残っている
- 夕方になると頭が動かなくなる
- この時期だけ特に不調が強くなる
「自分は気圧に弱い体質だから」と諦めている方が多いんですが、体質の問題ではなく、身体構造の問題として捉え直すと、アプローチの方向が変わってきます。
首と胸郭が整うと何が変わるのか。回復できる身体に戻るということ
「体質だから仕方ない」と諦める必要はありません。首の後ろや胸郭の動きが改善されると、肋骨が適切に広がり、自然な呼吸ができるようになります。これにより、気圧や気温が変動しても身体が振り回されにくくなります。
また、夜間に深部体温が適切に下がり、首や肩が脱力できるようになるため、睡眠の質が向上し、翌朝のコンディションに変化を実感される方が多いのです。
薬でその場をしのぐサイクルから抜け出すためには、固まった首・胸郭・腹部の構造を整え、気候の変動を自然に受け流せる身体を取り戻すことが重要です。
19年・4万人の施術から見えてきた、季節の変わり目に崩れやすい人の共通点
19年、延べ4万人以上の施術を通じて見えてきたことがあります。
季節の変わり目に特に不調が強くなる方には、いくつかの共通点があるんですよね。運動量が少ない、あるいは運動が苦手な方が多い。
背骨全体、特に胸椎(背中の背骨)の可動性が低く、肩甲帯(肩甲骨まわりの骨格)が固定されたままになっている傾向があるんです。
そして猫背・巻き肩が定着していて、表情が暗い。呼吸と姿勢と表情が同時に固まってしまっている。
「頭痛くらいで大げさ」と周囲に言われながら、薬を飲んで我慢して働いている。
そういった方が多いんです。
これは気合いや根性の問題ではなくて、身体が気候の変動を受け流せない構造になっているということなんですよね。
「自律神経の問題です」という説明は間違いではないんですが、それで終わると「規則正しい生活を送りましょう」「ストレスを減らしましょう」という一般的なアドバイスになってしまうんです。
私がよく見るのは、そうしたアドバイスを忠実に実践したにもかかわらず、毎年この時期になると同じ不調を繰り返しているという方たちなんです。
繰り返す理由は、多くの場合、身体の構造が変わっていないからなんです。気候の変動に対して首が固い、胸郭が広がらない、呼吸が浅い——その状態のまま季節が来るから、毎年同じように崩れていくんです。
テルケルでは、上部頸椎(首の上部、頭蓋骨に近い部分の背骨)の微調整と、肋郭・腹部の筋膜(筋肉を包む薄い膜)リリースを組み合わせ、副交感神経が機能しやすい身体構造を取り戻すことを目的にしています。気候が変わっても、身体がそれを受け流せる状態にする
——それが「その場しのぎ」ではない、本当の回復できる身体なんです。
テルケルでは、一人ひとりの「回復できる身体」を構造から整えていくことを目標にして施術をさせて頂いています。
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