予定を詰めすぎる疲れと自律神経|休めない人のクセ|佐賀整体

「やることが多すぎて、気がついたら1日が終わってる」
「休みの日も気が抜けない」「何かしていないと落ち着かない」
そんな風に感じていませんか?
それは、あなたの「予定を詰めすぎるクセ」が、自律神経を疲れさせているサインかもしれません。
忙しく動き続けていると、“頑張っている実感”はあります。
でもその裏で、心と体はずっとブレーキを踏めないまま。
交感神経(活動モード)が優位になり続け、副交感神経(休息モード)が働かなくなってしまうんです。
結果、「寝ても疲れが取れない」「朝から体が重い」「イライラしやすい」といった状態が続きます。
これがまさに“自律神経の乱れ”によるサイン。
そして、現代の多くの人がこの「慢性的な疲労モード」に陥っています。
なぜ“予定を詰めすぎる”と自律神経が乱れるのか
私たちの自律神経は、交感神経(緊張・活動)と副交感神経(リラックス・回復)のバランスで成り立っています。
ところが、仕事・家事・育児・人付き合いなどを詰め込みすぎると、常に“交感神経が優位”な状態が続きます。
これは、車で言うと「アクセルを踏みっぱなし」の状態。
最初は勢いがありますが、やがてエンジン(=脳と体)がオーバーヒートしてしまいます。
交感神経が過剰に働くと、
・筋肉が常に緊張(肩こり・首こり・頭痛)
・呼吸が浅くなる(酸素不足で集中力低下)
・血流が悪くなる(冷え・むくみ・倦怠感)
・睡眠の質が下がる(寝ても疲れが抜けない)
といった不調が次々に出てきます。
つまり、「予定の詰めすぎ」は、単なるスケジュールの問題ではなく、自律神経のバランスを崩す“身体的ストレス”なんです。
「何もしない時間」が、実は脳と自律神経の回復スイッチ
「何もしない時間」と聞くと、「サボってる」と感じる人も多いですが、
実はそれが脳にとっての“メンテナンス時間”です。
ぼーっとしている時、脳は「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という領域を活発に使っています。
このDMNが働くことで、頭の中の情報整理・感情のリセット・記憶の定着が行われるんです。
つまり、何もしない時間を持つことで、
・思考が整理される
・感情の浮き沈みが落ち着く
・ひらめきや発想が生まれやすくなる
といった“脳の回復効果”が得られます。
また、副交感神経が優位になり、呼吸や心拍も安定。
「リラックスしている時の方が良いアイデアが浮かぶ」というのは、脳科学的にも根拠があることなんです。
頑張り屋さんほど“休むこと”に罪悪感を持っている
真面目で責任感の強い方ほど、
「何かしていないと落ち着かない」「人に迷惑をかけたくない」
と感じやすい傾向があります。
でも、体は機械ではありません。
常にフル稼働していては、いずれガタが来ます。
自律神経が疲れている時ほど、
・休むことに罪悪感を持つ
・ゆっくりしてもソワソワする
・頭の中が常に忙しい
という「休めない状態」になりやすいんです。
だからこそ、意識的に「休む予定」を入れることが大切。
スケジュール帳に“何もしない時間”と書き込むのもおすすめです。
・10分間、スマホを置いて空を眺める。
・お茶をゆっくり飲む。
・深呼吸を3回だけする。
たったそれだけで、副交感神経が働き出し、体が「休んでいいんだ」と感じ始めます。
自律神経を整えるために大切なのは“緊張を抜くこと”
多くの方は「もっと頑張らなきゃ」「運動しよう」と“足す”ことを考えますが、
自律神経を整えるために本当に必要なのは、“引く”こと。
・頑張りすぎを引く
・考えすぎを引く
・詰め込みすぎを引く
余白ができた時に、初めて呼吸が深くなり、体が緩みます。
この「緩む時間」こそ、自律神経の回復時間です。
まとめ
予定を詰めすぎる生活は、一見充実しているようでいて、
実は自律神経を疲弊させ、慢性的な不調の原因になっています。
「何もしない時間」は、怠けではなく“心と脳の回復時間”。
それを意識的に持つことで、体も心も軽く、自然体で過ごせるようになります。
もし今、「ずっと疲れている」「リラックスの仕方が分からない」と感じているなら、
あなたの自律神経が「休みたい」とSOSを出しているのかもしれません。
自分では緩め方が分からないときは、プロの手を借りるのもひとつの方法です。
当サロンの「眠りを変える整体」で、あなたの心と体を本来のリズムに戻していきます。
頑張るあなたにこそ、ほんの少し“何もしない時間”を。
それが、明日からのあなたを軽くする第一歩になります。






