ストレスで頭痛|自律神経・睡眠・肩こり|佐賀専門

「最近、頭が重たい」「寝ても頭痛が取れない」そんな方は、ストレスによる“緊張型頭痛”が原因かもしれません。
実は、ストレスがかかると交感神経が優位になります。これは「戦うか逃げるか」という緊張状態を保つ働きで、本来は危険から身を守るための反応です。
でも、現代人は日常的にこの交感神経が働きっぱなし。脳や筋肉が休まるタイミングが失われることで、頭部や首・肩まわりの血流が悪化します。その結果、筋肉が硬くなり、酸素不足や老廃物の蓄積が原因で“締めつけられるような頭痛”が起こるのです。
このタイプの頭痛は「ただの疲れ」と見逃されがち。でも実際は、自律神経が乱れているSOSのサインです。
ではこのストレス性の頭痛、放っておくとどうなるのでしょうか?次のブロックで解説します。
放っておくとどうなる?ストレス頭痛の悪循環
「まぁそのうち治るだろう」
そう思ってストレス頭痛を放置していませんか?
実は、ストレス性の頭痛を無視し続けると、日常生活にじわじわと悪影響を及ぼし始めます。たとえば――
・眠っても疲れが取れない
・集中力が落ちて、仕事が思うように進まない
・ちょっとしたことでイライラする
・表情が硬くなり「疲れてる?」と聞かれるように
こうした変化は、すべて自律神経の乱れから始まります。
ストレスによって交感神経がずっと優位な状態が続くと、睡眠の質は低下し、肩や首の筋肉は常に緊張。さらに痛みが増す→また眠れない→ストレスが増す…という悪循環に陥るのです。
こうなると、“頭痛が原因”ではなく“頭痛を抱えた生き方”が習慣化してしまいます。
でも大丈夫。まずは、その頭痛がストレス由来かどうかを知ることから始めましょう。次は、見逃しやすいサインを紹介します。
ストレス頭痛に気づく3つのサイン
「これってただの疲れ…?」と見逃しやすいストレス頭痛には、いくつかの共通するサインがあります。
- 午後になると頭が重だるくなる
朝は元気でも、時間が経つにつれてズーンとした痛みが増す。これは心身が“ずっと緊張状態”にある証拠です。 - こめかみや後頭部が締めつけられる感じ
片頭痛と違い、両側がギューッと締まるような痛みが特徴。肩こりや首こりとセットで出ていることも。 - 休んでもスッキリしない頭のモヤモヤ感
休日にゆっくりしても「何だか頭が重い」「考えがまとまらない」と感じるとき、自律神経の不調が関係していることがあります。
こういったサインに早く気づくことが、自律神経の乱れや慢性化を防ぐ第一歩。
「年齢のせい」「寝不足かな」と片づけず、自分の体の声に耳を傾けてみてください。
自律神経を整えて頭痛を防ぐ、3つの生活習慣
ストレス頭痛を根本から改善するには、生活の中に「自律神経を整える習慣」を取り入れることが大切です。
① 朝起きたら“太陽の光”を浴びる
起きてすぐにカーテンを開け、3〜5分でも日光を浴びることで、脳内のセロトニン(幸せホルモン)が分泌されます。これが夜の睡眠ホルモン・メラトニンの材料になり、リズムが整っていきます。
② 仕事の合間に「耳ストレッチ」
耳たぶを軽くつまんで、上下左右にゆっくり引っ張る。それだけで副交感神経が刺激され、頭や首の緊張がふっと抜けることがあります。実際、耳周りには迷走神経という自律神経の通り道があります。
③ 夜の“ぬるめ入浴”と“1時間前のスマホオフ”
入浴は40℃前後のお湯に10分。交感神経の高ぶりを和らげて、入眠しやすくなります。さらにスマホのブルーライトを避けることで、眠りの質も改善され、朝の頭痛が減りやすくなります。
どれも今日からすぐに取り入れられる習慣です。小さなことですが、毎日の積み重ねが体を変えます。次は、その積み重ねがどう未来につながっていくかを見ていきましょう。
「整えること」が本当の予防になる理由
ストレスによる頭痛は、一時しのぎの対症療法ではなく、「整える生活」で根本から改善することができます。
僕のサロンに来られる方も、ほとんどが「肩こりがひどいんです」「最近、寝ても疲れが取れなくて」といった症状を訴えます。でも、話を聞いていくと、多くの方が「仕事・育児・人間関係などの慢性的なストレス」を抱えています。
今のあなたの頭痛は、心と体からの「少し立ち止まってみて」というサインかもしれません。
まずは一つでもいい、あなたの生活の中に“整える習慣”を入れてみてください。
お困りの方はご相談ください。






