朝起きるのがつらい。原因は『自律神経の乱れ』|佐賀専門

「朝起きるのがつらい」「体がだるくて布団から出られない」…そんな悩み、実は多くの人が抱えています。とくに40代・50代の女性に多く、ホルモンバランスの変化や、家事・仕事・育児のストレスが重なり、自分でも気づかぬうちに体が悲鳴をあげているのです。
大事なのは、「怠けている」「気持ちの問題」と思い込まないこと。心では「頑張らなきゃ」と思っていても、体が動かない。それは、あなたの意志が弱いのではなく、体のエネルギーシステム=自律神経の働きが弱っているサインです。


2. “気合いが足りない”では解決しない!自律神経と朝のつらさ

自律神経には、体を活動モードにする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」があります。この2つがバランスよく働くことで、私たちは朝すっきり目覚め、日中は元気に活動し、夜には自然と眠くなります。
でもストレス・疲労・睡眠不足などで自律神経が乱れると、この切り替えがうまくいかなくなり、「朝、体が起きてくれない」という状態に…。つまり朝のつらさは、“やる気”や“根性”でどうにかなる話ではないのです。
むしろ、「気合いで起きなきゃ」と無理をすると、さらに悪化します。


3. こんな生活習慣が、自律神経を乱します

以下のような生活を続けていませんか?

  • 夜スマホを見ながら寝落ち
  • コーヒーやエナジードリンクで無理やり元気を出す
  • お風呂はシャワーだけで済ませる
  • 日中もほとんど外に出ない
  • 寝ても疲れが取れないのが当たり前になっている

これらはすべて、自律神経を乱す原因になります。特に「夜スマホ」は要注意。ブルーライトが交感神経を刺激し、体を“昼モード”にしたまま眠ることになるので、朝までスイッチが切れない=眠っても疲れが取れない体になってしまいます。


4. 自律神経を整えて「朝すっきり」を取り戻す方法

安心してください。生活をちょっと整えるだけで、自律神経は回復します。

  • 朝、カーテンを開けて太陽光を浴びる
  • 寝る90分前にぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
  • 寝る前はスマホではなく紙の本や音楽を
  • 毎日決まった時間に起きる・寝る
  • 無理せず、深く呼吸する時間を取る

すべてを一気にやる必要はありません。「寝る前にスマホをやめるだけ」でも効果はあります。自律神経は“習慣の積み重ね”で整っていくので、小さな変化を続けることがカギです。


5. 甘えじゃないあなたへ。放っておくと起きる深刻なリスク

「朝がつらい」は、自律神経が悲鳴をあげている証拠。それを放っておくと、慢性的な不眠・うつ症状・免疫力低下・体の痛みへとつながるリスクがあります。
特に女性の場合、更年期やホルモンバランスの乱れと重なると、より深刻に感じるようになります。

「ちょっと寝不足なだけ」「気持ちの問題」と我慢していると、体はどんどんエネルギーを失っていきます。そうなる前に、「朝がしんどい」というサインを体からの重要なメッセージとして受け取ってほしいのです。


まとめ

「朝起きるのがしんどい」「気合いで起きられない」。そんな自分を責めていませんか?
でもそれは、甘えでも怠けでもなく、自律神経の乱れという“体のSOS”です。

ストレスや生活習慣の乱れは、少しずつ自律神経のバランスを崩し、「眠っても疲れが取れない体」へと変えていきます。
朝すっきり起きるためには、無理な気合いよりも、少しの生活改善と自分へのやさしさが大切です。

まずは「スマホを手放す夜」から始めてみませんか?
あなたの体は、あなたが思っている以上に頑張っています。
そのサインに、そっと耳を傾けてあげてくださいね。

1人で悩まず、ご相談ください。

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