自律神経の乱れとストレスの関係とは?〜佐賀〜


「最近、なんとなく体調がすっきりしない」「いつもイライラしてしまう」「夜になると疲れているのに眠れない」そんな悩みを抱えていませんか?何をしても回復しない疲れや不調が続いているなら、もしかすると原因は「自律神経の乱れ」かもしれません。

自律神経は、体のあらゆる働きをコントロールしています。例えば、心臓のリズムや呼吸、体温、消化器官の動きも自律神経が指示して動いています。

しかし、私たちの現代の生活には自律神経を乱しやすい要因がたくさんあります。仕事や家庭のストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れなど、自律神経はこれらの影響を受けてバランスが崩れやすいのです。

自律神経が乱れると体と心のバランスが崩れ、「どうしても体がだるい」「やる気が出ない」「些細なことにも不安やイライラを感じる」といった状態が続くこともあります。

毎日の生活が不調で辛くなると、少しずつ自信を失い、元気が出なくなってしまいますよね。

「何かしなきゃ」と思っても、何をやっても良くならないような気がして、ますます疲れてしまうことも。体が言うことを聞かないと、思うように楽しめないし、大切な家族や友人との時間も心から笑えなくなることが多いでしょう。

そうした不調に一人で悩むのは、本当に辛いものです。しかし、自律神経の乱れはきちんとケアすることで整えられることも多いのです。無理に頑張りすぎず、少しずつできることを取り入れるだけで、体がふっと楽になる瞬間が訪れることもあるのです。

それでは、自律神経の乱れを整えるために、どのような方法があるのでしょうか?すぐに始められる、日常でできる具体的な方法を紹介します。

(1)「大の字になって、深呼吸をする」

自律神経が乱れているとき、深呼吸で心を落ち着けることがとても効果的です。夜寝る前に床に大の字になって寝てみて下さい。床が痛く感じると思います。その状態でゆっくりと息を吸い、少し長めに吐くというのを繰り返して下さい。

すると、床に当たって痛かったのがどんどん一体化してくる感覚になります。これが心と体がリラックスした状態です。これにより、交感神経と副交感神経のバランスが整い、気持ちが少しずつ楽になることがあります。

(2)「朝の太陽光で自律神経をリセット」

朝起きたら、まず太陽の光を浴びてください。朝日を浴びると自律神経が刺激され、体内時計がリセットされます。毎朝5分で良いので日光に当たると、夜の睡眠も深くなり、次の日も朝すっきり起きやすくなります。

(3)自分勝手な「ウォーキング」

私自身のお勧めはウォーキングです。これにはポイントがあります。週に何回、何分以上歩こうなど目標を作らないでください。あくまで気分をリフレッシュさせ、心も体も整えるためのもの。これくらい歩かないといけないなどと習慣化しようとすると逆にストレスが溜まります。自分の好きな距離、時間で気持ちよく散歩をして下さい。体を少し動かすことを意識してみましょう

(4)バランスの良い食事で体を支える

ストレスに耐えるためには栄養も重要です。特に、自律神経に良いビタミンB群、マグネシウム、タンパク質を意識して摂ることで、心も体も元気に保ちやすくなります。無理のない範囲で野菜、魚、ナッツなどを取り入れて、栄養バランスを整えましょう。

自律神経の乱れをそのままにしていると、体や心の不調がさらに深刻化する恐れがあります。自律神経が乱れたままの状態では、夜眠れなくなる、免疫力が下がる、食欲が乱れるなど、健康全体に影響が出ることもあります。

そして、長期間にわたり不調が続くと、うつ病や不安障害などの心の病気に発展することもあります。

今は些細に思える不調でも、放置することで生活全体に悪影響が及ぶ可能性がありますので、できるだけ早い段階で改善していくことが大切です。

もし「自分も当てはまるかも」と感じたら、今日からできることを一つ始めてみてください。朝の太陽光を浴びる、深呼吸をする、少し体を動かしてみるといった簡単なことで構いません。

また、これらの対策を実践していくことで少しずつ自分の体の変化に気づけるようになります。「今の自分に合った方法」を探しながら続けていくと、徐々に自律神経のバランスが整い、生活が軽やかになる実感が得られるでしょう。

自律神経の乱れは、生活習慣やストレスの影響で誰にでも起こり得るものです。しかし、日常生活の中でできる工夫を少しずつ取り入れていくことで、自律神経は整っていきます。深呼吸や太陽の光、バランスの取れた食事など、毎日の生活に少しずつリズムを取り戻し、自律神経を整えていきましょう。

自分の体を大切に、少しずつ無理のない範囲で試してみてください。

自分で一人ではどうしてよいか分からないという方はご相談ください。

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