不眠で疲れが取れない
佐賀市高木瀬町にあるプライベート整体サロン
ココロとからだのセラピーサロン テルケル
院長:栗山 秀明です。
今回のお客様の悩みは
◯不眠であり、常に倦怠感があってスッキリしない
◯偏頭痛があり、薬を飲んている
という悩みを解決したいという事で来院された50代女性のお客様です。
施術期間
◯4ヶ月(2週に1回を6回、月に1回を1回)
お客様と体の状態を見ながら相談しての施術目標
1不眠を改善し、倦怠感のない生活を送る
2偏頭痛の改善
この優先順位で問題解決をしていく事にしました。
日常生活状況を聞くと、ご家族からほぼ必ず、ソファーでテレビを見ていると座ったまま寝てしまっているという事であった。しかし、当のご本人は寝てしまっていたという事は覚えていないという状態であった。体は正直であり、疲労が溜まりに溜まっているので睡眠をとって疲労を取りたいというサインはハッキリと出ているが、ベットに横になって寝ようとしたら、眠れないという。
社会生活や家庭生活において大きな変化はなく、ストレス、悩みなどのメンタル的な要因は話し方や表情、仕草から大きな問題はなさそうだ。
体の状態を診ていこう…頭蓋骨の歪み、頭と首元の硬さ、背骨の歪みや可動性の低下など見受けられるが、あまりにも異常を呈しているという状態ではなかった。
そして、体の緊張は高い状態であったが、これだけで不眠がこんなに長引くものかという疑問が残った。…何か他に問題点があるはず。
それを見つける為にも、まずは体の緊張を整えていくと決めて施術開始。体の反応は良好で、体の緊張を整えていくと手足が温かくなってきたと自覚あり。栄養たっぷりの新鮮な血液が末端まで流れ、そして、滞っていた老廃物が循環し出した証拠。
全身の緊張が整っていく中で、このお客様の最大の問題点を発見『呼吸が浅すぎる』
ここではハッと思い、不眠が出現した時期を思い出した。
コロナによるマスク生活が定着した時期である。マスクを日常的にしていると、体に必要な酸素が足りずに常に酸欠状態になってしまう人が多い。
全力疾走した後の肩呼吸をイメージしてもらいたい。その状態が、日々の生活で行われている状態である。
お客様に深呼吸をしてもらう。胸が全然動いていないことをご本人も自覚された。睡眠はリラックスして体の力が抜けていくが、このお客様は寝ようとしても、呼吸を頑張って行わないと酸欠状態になるので力が抜けない、なのでしっかりと睡眠が取れない。そして、朝になると疲れが取れていない。一日、倦怠感を感じながらの生活を送るという状態であった。
呼吸がしっかりとできる状態にすることを最優先に施術を開始。
胸骨、肋骨、肋間の動き、横隔膜、横隔神経などの胸郭機能。そして、頸部、頭蓋、脳機能に対してのアプローチ呼吸が深く、しっかり胸の動きが出てくる。
施術回数を重ねて行く度に呼吸機能は改善していき、ご本人から不眠や倦怠感の訴えはなくなり、こちらから状態を聞かないと忘れているくらいになられていました。(笑)
それに、伴い、偏頭痛も改善していき、最終的に薬を飲まなくなり施術終了となった。
マスク生活が定着して呼吸が浅い方が増えた印象です。一度、深呼吸をして胸がしっかりと膨らむように動いているかチェックしてみて下さい。
お困りの症状があればご相談ください。