じわじわと酷くなった腰痛
佐賀市高木瀬町にあるプライベート整体サロン
ココロとからだのセラピーサロン テルケル
院長:栗山 秀明です。
今回のお客様の悩みは
◯腰痛がひどく、特に夜中のトイレに行くと時や朝、起床時が辛い
という悩みを解決したいという事で来院された60代女性のお客様です。
施術期間
◯3ヶ月(週に1回を3回、2週に1回を2回、1ヶ月に1回を1回)
お客様と体の状況を見ながら相談しての施術目標
1:朝、起床時の痛みの改善。
2:寝返りが楽にできるようになる。
3:首から腰にかけての背骨の可動性の改善。
この優先順位で問題解決をしていく事にしました。
そもそも、なんで腰痛が出現したのか?
孫を抱っこした時に少し違和感があったけどその時は痛みもなく問題がなかったのでそのままにしていた。→よくあるやつ(苦笑)そのままの生活していたら日に日に痛みが増して、朝起きる時が一番痛くて夜寝るのが怖くなっているとの事。
まさか!?って思うでしょ?これは腰痛の方やギックリ腰になった人なら分かるはず…本当につらいし、何より動けなくなるんです。
さて、お客様の立ち姿を見てみると、凄い反り腰状態。恐らく、孫をこんな風に抱っこしたんだろうなと分かるくらいの立ち姿。
ベットに横になってもらうと…やはり、ベットと腰の間に大きな隙間がある。その状態から足を曲げてもらうと『痛い!』背骨と腰と股関節の連動した動きも出来ていない。
施術を行なっていく中でまずは、体全体の緊張を整えていく。今度は緊張が落ち着いてくるのでお客様自身は逆に体全体が重く感じてくる。そして、腰は痛みではなく重だるいという訴えが出てきた。
ただし、体全体の緊張は整ってきて、ベットと腰の隙間もなくなる。足を曲げる動作も円滑な動きになり痛みも軽減してきており、体の反応は良好。
お客様には、この重だるく感じるのは本来の自分の体の重さであり悪いものではないという事を伝え初日終了。その後、施術を行なっていく度に体自体は良い傾向になっていくが、夜中のトイレに行く時や朝起床時の痛みはあまり変わらず。
何が問題なのか?もう一度、頭を整理整頓。お客様はかなり痛い時期を我慢してきていた為に、動く=痛いという思考パターンを構築しており、その為に自分で動くときはかなりぎごちない動作になっている。
まずは、立った時に自分の足に体重が乗っているか?歩く時は痛いか?立ち座りは?一つ一つの動作を一緒に確認しながら痛いのか?痛くないのか?など問いながら運動パターンや思考パターンに対して学習をしていく。
これだけで寝返り、起き上がりの痛みは無くなった。しばらく期間を空けて、状態を聞いてみると全く問題ないとの事。
これで終了となった。
今回のポイントは痛みを我慢したきた事による思考パターンの変異と運動パターンの破綻であった。どれだけ、施術者が体の状態を整えても動かすのはお客様。お客様自身が自分の体をどう捉えているのか?というのが大事だった。
お困りの症状があればご相談ください。